高成長業界 × アジア市場における巨大な成長機会

2016年のシンガポールでの創業以来、アジアの40億人を超える市場をターゲットに事業を展開しています。アジアでは中長期的に人口も増加していくと見込まれ持続的な経済成長が期待できます。こうした成長市場に注力することで継続的な事業成長を実現し、コマース領域において「アジアを代表するテクノロジーカンパニー」を目指しています。
当社事業が関連する全ての市場が成長しておりますが、特にグローバルEC市場、越境EC市場は今後も中長期で高い成長が続くと見込まれており、当社事業機会の拡大を牽引していくと想定しています。

一方で、アジア各国で現地商慣習や規制が異なること、各国で信頼のおける現地パートナーの選定が容易ではないこと、現地及びリージョナルにおける人員やリソース不足などから、アジアにおける事業推進にハードルを抱える企業が多いと考えています。
顧客の抱えるその様な課題に対してアジア全域で支援が可能で、事業プロセス全体をカバーするプロダクトとソリューションをもつ当社の事業機会が高まっています。当社のアジア全域に広がる拠点網やネットワークを活かし、「アジアにおけるクロスボーダーEC事業や成長支援といえばAnyMind」との認知を確立しアジアNo.1のポジションを実現できるように事業を拡大をしていきます。
グローバルな経営体制とローカルネットワーク

各国において強力な経営体制及びローカルチームを組成することを最優先事項とし、マネジメントチームや採用基盤も、各市場に精通した現地人材を中心に構成しています。

各国において強いマネジメントとローカルチームを要することで、現地顧客に対してソリューションのローカライズ、インフルエンサーやメディア等の現地ネットワークの開拓が可能となっています。特に現地ネットワーク獲得は時間を要するプロセスであるため、当社が創業からアジア各国・地域にて築きあげたネットワークが大きな競争優位性となっています。
言語や文化の異なる多様なアジア経済圏においては、ローカルチームの強さと各国におけるローカルクライアントとパートナーとのネットワークが事業構築において重要であると考えています。
当社の事業モデルではブランド、クリエイター、パブリッシャーの各クライアントネットワークの拡大により、他ビジネスにおいてもアップセル・クロスセルやサービス訴求力の拡大につながり相乗効果が生まれる構造となっています。
テクノロジーとオペレーションの両立による独自ポジション

アジア市場特有のSaaS導入の難しさや現地企業のテクノロジー活用の課題に対し、各国のローカルネットワークとグローバルに統合されたプロダクトを組み合わせた「BPaaS(Business Process as a Service)モデル」を推進しています。これにより、お客様は社内体制に依存せず技術を最大限に活用し、データによるビジネス可視化や最新技術導入を通じて競争力を高めることが可能です。現在、このBPaaSモデルをAIの戦略的活用で更に進化させており、特に当社開発のソフトウェア面では生成AI等による付加価値と生産性の向上を推進しています。これらの取り組みを通じて、アジア市場での当社の競争優位性を一層強化してまいります。

特に、EC支援領域においては、販売、マーケティング、ライブコマース、物流、顧客対応に至るまで、バリューチェーン全体を包括的にサポートしています。各国のローカルネットワークとグローバルに統合されたプロダクトを基盤としており、各国の商習慣・規制への対応だけでなく、DX・AI活用も促進します。同時に、クライアントには当社プロダクトを通じて、高解像度でのデータモニタリングが可能です。
こうした先進技術と、「現場力」のあるオペレーションを組み合わせた高付加価値ソリューションこそ、アジア市場におけるお客様の事業成長とブランド価値向上を強力に支援する当社の最大の強みです。
グローバル各拠点での生成AI活用による業務効率化を推進

当社は「AIネイティブカンパニー」への変革を掲げ、社内の業務自動化・効率化を加速しています。CEO直下の専任チームを中心に、AIによる業務改善と顧客向けAIエージェント開発の二軸で全社的に取り組んでおり、日本拠点での成功事例をグローバルにも展開中です。
たとえば、日本のインフルエンサーマーケティング部門では、営業提案資料作成やインフルエンサー選定、投稿チェック、効果測定などの各プロセスにAIを導入し、効率化と品質向上を実現しています。また、議事録作成や翻訳などの共通業務でもAIを活用し、大幅な時間短縮につなげています。
これらの業務では最大40%の効率化が確認されており、現在、全社で100件以上のAI関連プロジェクトが進行しています。
オーガニック成長とM&Aによる成長戦略

当社はこれまで日本国内外において、10社以上の企業買収を実行してまいりました。オーガニックでの高い成長に加え、M&Aを戦略的に活用することでオペレーショナルエクセレンスの追求と優れた経営人材の獲得を推進し、グループ全体の事業展開を一層加速させています。

M&Aの実施後は、組織やプロダクトを含む完全な事業統合を進めてシナジー創出を徹底しています。特に、同一事業を複数国で買収し展開するロールアップモデルにおいては、確立されたPMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)プロセスによって速やかにクループと統合します。これにより、M&A対象事業の大幅な成長を実現し、過去のM&Aにおいても高い成果を残しています。今後もオーガニック成長とM&Aの両輪での事業推進を継続することで、より事業基盤強化と事業成長を加速してまいります。